お疲れ様です、3S癸生川です。
幡中さん紹介ありがとう。
ピアノはまじでちょっとだけ弾けますが、全然上手くないです。
次は遠山です。
見事に3年決めできなかった同士です。来年も頑張って単位取ろう。
なんとなくインスタを見てたら、東大の岡さん(?)って人のなかなかいい文章を見つけました。興味があればぜひ。
http://blog.livedoor.jp/ut_rc/archives/53475203.html
偉そうな宣伝ですが、面識はありません。
ここにも書いてありますが、部活ってのは贅沢です。
一橋大学ボート部は非常に贅沢な活動をしています。
そもそも、一橋大学には選ばれた人しか入学できません。
私たちは受験という狭いフィールドにおいて一応勝者となって、入学する権利を獲得しました。
(この点は東大とかも同じですね、私大まで広げるとちょっとややこしくなりますが)
そのように前提として限定的な一橋大学の中でも、ボート部は強い制約がかかる団体です。
時間的な面でもそうだし、安く抑えられてるとはいえ金銭面の負担も無視できません。
こんなの、バイトしなきゃ生活費が稼げない人や受験で上手くいかなかった人からしたら贅沢なことこの上ないですよね。
そんで「そこまで贅沢して何を目指してんの?」って聞いたら、「インカレで優勝すること!」とか返ってくるわけです。
前述のブログから言葉を借りれば、レースなんてフィクションです。
果たしてレースで一番速かったら、何が得られるんでしょうか?何を与えられるんでしょうか?
昨今のSDGsとやらを重要視する社会からしたら、お前らがレースで良い結果を得ることなんかよりカンボジアに学校でも作ることのほうが有意義だろと、そう言われても不思議じゃありません。
最大多数の最大幸福を成し得る目的なら、そっちに資金と人を割くほうが効果的なアプローチにも見えてきます。
今ちょっと見返したんですが、すごい批判的に見えますね。笑
ここまで見てモチベが下がった人がいれば、ごめんなさい。
でも、せっかくなら最後まで見てほしいです。
岡さん(?)は「フィクションを真剣に闘い抜く中にこそ、現実に対抗できる力が生まれるもの」だと書いてます。
四神会の方も折に触れてそんなこと言ってますよね。ボート部での経験があったから社会に出ても頑張れた、みたいに。
自分は社会に出てすらないので真偽は知りません。
まあでも一つ言えるとすれば、自分や他人に向き合った(向き合おうとした)経験はそれなりに価値があるんじゃないかと思います。
インカレで優勝したところで得られる物質的な成果は、メダル・賞状と翌年返さなきゃいけないトロフィー程度。その気になれば5千円くらいで揃えられます。
じゃあなんでそいつらに価値があるように見えるかと言えば、それらに付随する目に見えない成果(肩書きだったり満足感だったり)に価値を感じているからです。
ボート部の部員に「どうしてインカレで優勝したいの?」って聞いたら、なんて答えが返ってくると思いますか?
かっこいいから、勝ちたいから、なんとなく、誰かを喜ばせたいから、、、わかりませんね。笑
でも、その主体は凡そ自分自身か、顔と名前がすぐに浮かぶ身近な人になってると思います。
ここで「アフリカにローイングの面白さを普及させたい!」なんてのは千人に一人もいないですよね。
何が言いたいかというと、自分(や身近な人)に向き合う努力ができて初めて、見ず知らずの人にも目を向けられるようになるんじゃないかってことです。
自分への理解が浅いままカンボジアの子供たちと対話を重ねても、彼ら彼女らを理解するふりしかできないんじゃないでしょうか。
個々人に自分(や身近な人)に向き合ってもらうための組織全体の方向性として、インカレ優勝という目標は有効です。
理由は単純で、ちゃんと目指すならそれなりのコミットメントが要求されるからです。
そして、自分が思う一橋大学ボート部の存在価値はここにあります。
この部活は一橋大学内の他のどこよりも自分や他人に向き合うことができる団体です。(向き合わざるを得ないと言ったほうがいいかもしれませんね、、、笑)
それは運動したい人にも、留学したい人にも、ボランティアしたい人にも、誰にとっても貴重で有意義な気がするんですけどね。
ってことで、終わりです。新歓も商東戦もぶちかましていきましょう〜。