<< January 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 明けましておめでとうございます! | main | 雨のちきっと晴れる >>
大事なことは全部マンガが教えてくれた(訳でもないが全部としておく)

 寒い日が続き、どうやらインフルエンザは注意報レベルに流行しているようですね。2018年シーズンの冬場も中間地点というところでしょうか、あっという間に年明けの練習再開日を迎えました。3年山本です。

 

 年末年始のオフ中に「NARUTO」を読み直しました。この作品は、純情乙女な若き日の私を、週刊少年ジャンプの世界に導いた、個人的に絶対に実写化して欲しくない作品です。ジャンプに限らずですが、少年漫画の主人公て、めちゃくちゃかっこいいですよね。基本的に彼らは、まっすぐで、感情豊かで、情に厚くそしてでかい夢を持っている。昔から、少年漫画の主人公は私のなりたい姿でした。

 

 これまでのボート部生活で、いろいろと言葉を尽くして「なぜボート部に入ったのか」を述べて、日本一を目指したい根拠は何かを考えてきました。で、競技人生残り1年を切った今、(まあ就活の影響は少なからずあるのでしょうが)「NARUTO」を読み終わった私は思いました。「あ、これだ」と。日本一というでかい夢、汗だくになって一緒にそれを目指す仲間、うまくいかない時に滲む悔し涙、それでも最後まで駆け抜ける4年間。まさしく、ヒーローの姿がボート部に見えたのです。曲がりなりにも、この憧れとでも言いましょうか、理想の姿を無意識的に抱えて、これまでボート部で努力を重ねてきたつもりです。が、何だか最近、早々と自分の漕手人生の結びを見据えてしまっていたように思います。

 

 少年漫画と現実世界の大きな違い、それは命懸けであるかどうかです。ボートのレースで負けても死にませんが、少年漫画の世界では、敵に負けたら死にます。主人公格は死んでも生き返ることがしばしばありますが、一旦は死にますよね。だからこそ物語が切実な色味を帯び、読み手を惹きつける。ところが現実世界のボートの話は、やっぱりスポーツの域を出てなくて、ふと何してるんだろうと思ってしまうことがあります。物語の主人公のような姿を夢見ていたのに、それに見切りをつけ現実を見ようとします。練習はしんどい。別に、これで生き死に決まるわけでも無いし……。事実私の記録はこんなもんで、残りの現役生活もあと少し……。

 

「分かった」

 

 そう、だから後は出来る限り頑張ればいいや。

 

「賢いっていうのがそういうことなら… 俺は一生バカでいい」

 

 はい、こちらが「NARUTO」の名台詞の一つです。これを格好いいと感じるか、熱血バカと感じるかは人それぞれでしょう。でも私にとっては、見失っていた少年心を掻き立ててくれる一言でした。

 

 ボートも命懸け、なんですよ。大学スポーツには、4年間という制限があります。その舞台、その競技世界に生きられるのはほんの短い間だけで、引退をもって永遠にそこを退きます。生き返ることは、まず無い。だったら、まだ命があるのに今「死に様」に見切りをつけて、何となくまわりと一緒に「死んでいく」のは主人公の姿でしょうか。最後まで命を全うしない奴を、競技世界という戦場において本当の仲間と思えるでしょうか。

 

 なーんて考えてみると、自分にはまだまだやるべきことがあるように思えてきました。でかい夢を、引退のその瞬間までまっすぐに信じること、目指し続けること。今しかできないことをしていることに誇りを持ち、そのボート漕手命を燃やしきること。やっぱ、ボート部入ってよかったわ。今の私めちゃくちゃかっこいいじゃん、てな感じです。

 

 ヒーローに憧れながらも、いい成績、高学歴という超現実的なものに重きを置いてきた自分が、思い切って体育会系のこの世界に飛び込んだ。その思いを忘れず、最後まで生き抜きます。これが、私の2018年の抱負です。

 

 

(ただしサクラは好きじゃない)

 3年 H組 山本 茉友

スポンサーサイト
COMMENT