レイソルはPKで負けてしまいましたね。
バルセロナは圧倒的な力を見せつけました。
艇庫で生活しているとテレビで一流のアスリートを見る機会が増えるような気がします。
サッカーなりバレーなりどんなスポーツであっても一流の選手は凡人の考えが及ばないほどの努力をしているのだろうと、凡人の私は考えているわけです。矛盾してますが。
それと同時にスポーツの世界は才能がモノをいう世界でもあると実感せざるおえません。
特に、自分たちが毎日毎日漕いでいるボートとかいうスポーツは、才能がむき出しになっていて、才能の上に身に付けた技術で勝負する面よりも、身体能力がタイムに直結するスポーツ。少なくともサッカーやバレーよりはそうだと思います。
国立大学の部活ですから部員の間に才能、いわゆる体格、有酸素能力といったものの差があることは当然です。この前読んだ雑誌ニュートンによると有酸素能力の8割以上は遺伝子で決定されているようです。
才能の前には凡人のたかだか数年間の努力なんて屁みたいなもんです。最近のERGOのタイムを見ていれば簡単に分かります。
....では、凡人の自分はなんでこんなきつい部活をここまで真剣にやっているのでしょうか?朝は早いし、寒い。練習はハードなものです。
模範的なボート部員の回答は「日本一にないりたいから」といったところですかね。
....自分も面と向かって質問されればそう答えると思いますが、それだけではないような気がします。
個人的には、以前よりも成長しているという感覚を求めているから、毎日ボートを漕いでいるし、つらい練習を不満を言いつつも真面目にこなしてしまうのだと思います。
シングルが前よりも走るようになった。エルゴの記録を更新した。
ここでの勝負の相手は過去の自分です。才能が全く互角な相手と戦うわけです。負けられません。負けてしまったらとても悔しいです。反対に、勝てば互角の相手に勝つわけですから、嬉しくないわけありません。
また、クルーボートでうまく漕げた、という感覚はなんともいえない楽しさがあります。
バラバラの才能をもった4人なり8人がひとつになって、気持ちよく艇を進める感覚。以前には感じられなかったモノを水上で感じたい。
つまるとこ、なんだかんだ言いながらボートが好きなんだと思います。
最高学年でありながら、けがをしてろくな練習をせずに、記録はどんどん後輩に抜かれている。という現実は直視します。
今何をすれば昨日より成長できるか、日本一に迫れるか。
自分にできることを精一杯やっていきます。
思いつくままの、まとまりのない文章ですみません。
大森駿