エルゴレガッタなどを通してふと考えたことを書いてみようと思う。
エルゴに付属しているモニターには、project timeという非常に便利な機能がある。
選手がストロークをする毎に、そのストロークの強度が最後まで続いた場合、どのようなタイムでゴールするかを計算し、表示してくれる。
それを見て私たちは
やばいもっと頑張らなきゃ、とか
まぁこんなもんかな、とか
いかん飛ばし過ぎた、とか
色んなことを考えながら修正をしていく。
私たちのボート部における4年間の生活に、もしもこのような機能を持つモニターが存在していたなら、
HUBC2012のproject表示は、一体今どのくらいの値を示しているのだろう。
私の引退する二百数十日後のproject表示は、一体今どのくらいの値を示しているのだろう。
そしてその値は、私が入部時に抱いた(projectした)目標から、どのくらいの差があるのだろう。
私の予想、というよりも部員のほとんどはそう考えるだろうが
きっと現段階での表示は厳しいものに違いない。
しかし、忘れてはならないのは
project表示は、そのストロークの強度が最後まで一定であったことを前提にしている、ということだ。
なんだかんだで当たり前の結論になってしまうのだが、一日一日の密度、努力の大きさを加速度的に上げていけば、project表示なんぞに惑わされることなく無限大の可能性が広がっているのだ。
しかし、「今のままでいくと夏の大会で自分はどのようなことになるか」ということを常に意識しておかないと、こういうことに気づくことなく、いつの間にか手遅れになってしまうというパターンも往々にしてあるのではないかと思う。
夏にどんな成績を残したいのか
今の自分から予測できる、未来の自分はどのようなパフォーマンスをできるか
長距離のメニューが怒涛に続く冬場だが
こういうことを逐一考えるという行為は忘れずにしなければならない。と思った。
エルゴレガッタは終わったが、また来月に今度は部内エルゴレガッタなるものがあるらしく。
今度はできれば部員全員がベストを更新できるといいと思う。
まずは、自分から。
3S YAMADA