突然ですが、最近私は自分に自信を持つことを目標にしています。
傲り高ぶる、上から目線というわけではなく、
自分が充分な努力をしているからこそ滲み出てくる自信です。
大きな声ではっきりと意見が言えない、
勘違いされたりしても言い返せなかったりすることもありました。
自分の学年や性格だから仕方ない、ましてこの解決方法に練習や技術なんてないし
コックスは水の帝王とかいうけれど、みんなに寄り添えるような存在でもいいじゃないかと割り切っていた反面
でもやっぱりここ一番のきつい場面で皆をまとめるには厳しくならなければいけないし・・
工夫しているつもりでも上手くいかずいつも悩んでいました。
ある時目標設定についてのミーティングでこの悩みを相談したとき、ある先輩が
私は、コックスには自信家でいてほしい、だれよりも勝ちたいと強く思って有無を言わさないくらい
皆を引っ張っていってほしい
と言ってくださったんです。
当たり前のことだけど、私には光が見えたようで本当に感動しました。
自分に自信を持とうとすると、今までの自分自身の行動に疑問を持つようになります。
艇上で絶対こう漕げば走るってゆるぎない意志をもって伝えられるようにするためには?目標をもって練習に取り組めるってみんなが満足している環境をつくるには?傍からみてどういう人であってほしいのか?
こうすると主体的に考えて行動するようになるだけでなく、
一個上の次元、というか、チームやほかの人にどう波及するかというところまで考えて行動するようになってきました。
そうすると、自分はこれだけやってきたんだっていう自信が根底にできて、
自分の意見もはっきり伝えられるようなったり、ボートの話を自分から積極的にできるようになりました。
皆を引っ張る存在っていうのも自分の中で違和感なく消化できるようになりました。
自分に自信を持つ⇔目標に対して貪欲に考え、主体的に行動する
→客観的にみて、生き生きしている、魅力的な人になれる
っていうイメージです。
この方程式は、ボート部にいるどんな立場の人であれ、あてはまるのではないでしょうか。
この間のスタート会で、あるOBさんが
チームの戦績は、自分の戦績だって胸を張っていっていいんだよ、
だって努力していれば自信をもってそういえるはずでしょ?
というようなことをおっしゃっていました。
ボート部なんてきっと究極のチームスポーツです、
漕手はもちろん、コックス、MG、コーチ、そのほか関わって下さるすべての方々を含め。
誰か一人はかけてはいけない反面、そこに甘えてはもう一歩成長できないと思うのです。
この夏、皆一人一人が日本一を獲ったんだ、って胸を張って言えるように、
一人一人がキラキラしていて魅力的な団体に映るように
あと7か月後までに自信をつけるにはどうすれば良いか考えて行動するのも1つの軸としてありかもしれません。
思い返せば、私がボート部を選んだ理由の一つも、
先輩方が生き生きとボート部生活を語って下さる姿に魅力を感じたからでした。
自分自身そんな風にみられるように精進するのみです・・・
3年H組 小塚祐理奈